【お金の勉強本】選び方ガイドー経済・金融・ビジネスの本
子どもの金融教育の前に自分が勉強したいけど、似たような本が沢山ありすぎて何を読んだらよいかわからない。おすすめの本が知りたい!
こういったお問い合わせを沢山いただきます。
わかる!!
私みたいに、この分野をライフワークとしている人ならば、広範囲のものを片っ端から読んでも、「全てが知識となる」と思える。でも、金融業界に関係のない人にしてみれば、他にやっていることもあるし日常生活も忙しい、自分の現状に合う内容の本をピンポイントで知りたい!
この気持ちはとってもよくわかります!!!!!
そこで、選び方ガイドとしてここでご紹介したいのは、カテゴリー分けをすること。
きっと見えやすくなりますよ!
目次
本のカテゴリー分け
経済・金融・ビジネス・金融教育の本を以下の7つのカテゴリーに分けてみると選びやすくなると思います。
長年、世界中で読まれている名著2冊を例にしてみてみましょう。
※2冊というのは英語版で2冊です。それぞれ日本語翻訳版が何種類か出ているのでここでは、1冊につき数種類ご紹介しています。
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例1 (英語名) The Richest Man in Babylon
「バビロン 大富豪の教え」「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 (漫画版) ジョージ・S・クレイソン著
「バビロン 大富豪の教え」「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 (小説版) ジョージ・S・クレイソン著
「バビロンの大富豪」(文庫版) ジョージ・S・クレイソン著 大島豊 (翻訳)
100年読み継がれる世界的ベストセラー!お金の名著!とありますね。海外でも多くの人にとってお金のバイブル的存在の本です。「聖書の次に大事にしている」というコメントもつくほど。
本のタイトルで検索するといくつか異なるバージョンが出てくるため、どれを買うべきか迷う人が多いようです。個人的には、一番下の文庫版の日本語訳が読みやすいと思いました。「お金の知識があまりなく、難しい本を読みたくない!」と感じる方は、一番上の漫画版が入りやすそうです。真ん中の小説版は小説なだけあって、使われている日本語が、原書の英語版の内容を超えて装飾されたイメージがあり、しかもちょっと難しかったです(個人の感想です)。
私がこの本を上のカテゴリーに当てはめてみるとすると…
この2つに入ります。
ちなみに、この本はロングセラーの名著ではありますが、私のおすすめリストの中には入っていません。理由は、欧米式お金の教育X国際教育7ステップ (FLEP7) プログラムの主旨からズレるためです。詳しくは、おすすめの本のページに記載しています。
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例2 (英語名) Rich Dad, Poor Dad
この本を上のカテゴリーに当てはめると…
となります。ですが、同じロバート・キヨサキ氏の別の本、例えば…
これだと、
となります。
このように、同じ著者でもカテゴリー分けをすることで先に読むべき本の順番が決まるため、私自身も、おすすめする方のお金の知識レベルによってどの本をご紹介するかを決定するときに、頭の中でカテゴリー分けをしています。
皆さんも目次を見ながら、どのカテゴリーに入るだろうかと考えながら選んでみてくださいね。
Amazonなどのカテゴリー分けに頼らずに、ご自身の勘にしたがってみてください。ご自身が、これは自己啓発を主な目的とした本だ、これは個人の体験と感想だ、これはみんなに通じる原理原則だ、そう感じるなら、それが一番正しいと私は思います。
最初に読むのは『原理原則』の本
ご家庭での金融教育は、『いつ誰がどの国でやっても同じ』というような【原理原則】を元に進めていくことを、私は推奨しています。
原理原則を本の中で伝えている(と私が判断している)、かつ、年齢・家族構成・居住地関係なく万人に通じるもの
できるだけ、そういったものに絞っておすすめリストに載せています。
(随時、追加していきます)
ちなみに、こちらの本は教養小説として物語調で構成されていますが、実は以下の3つのカテゴリーをカバーしており、かつ、欧米の金融教育と相関性が非常に高い本です。
「きみのお金は誰のため」田内 学著
カテゴリー
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以上、沢山の経済・金融・ビジネス・金融教育の本がある中から、必要な本が選びやすくなるカテゴリーに分けについてご紹介しました!