お金に関する親の言動と子どもへの影響
あきこ
金融教育
根っこの部分をどう育てるか?
お金に関する親の言動と子どもへの影響
子どもへの影響は誰にもコントロールできないけれど、親の子どもへの向き合い方は変えることができます。それによって、子どもへの影響も大きく変わるでしょう。
各家庭の経済環境は、普通はそう簡単に変えることができません。私たちは様々な複合的な理由と事情をもって現在地にいます。ですが、どんな位置であれ、
子どもに影響を与えるのは、
現状の捉え方、ものの見方、未来に対する考え方などの、親や身近な大人の『マインドセット』であり、
家庭の経済環境自体が問題ではないということを常に意識しましょう。
逆を言えば、家庭の経済環境が良くなろうが悪くなろうが、大富豪になろうがダウンサイズしようが、子どもの根本は変わらない、ということです。
そこで重要になってくるのが、親 (保護者) が、自身のお金に関する言動に「一貫性をもつ」ことです。
伝えているメッセージが状況によってバラバラであれば、子ども自体に育まれる根幹が弱く、結果的に大人になっても「お金自体」や「経済環境自体」に執着する傾向が強くなります。
お子さんの年齢が上がり、学校生活や家庭環境などにも変化が訪れたとしても、また転職や失業、その他の理由で家庭の経済環境が変わったとしても、親 (保護者)側が、「こんな大人に育ってほしい」という常に同じイメージを持って向き合っていれば、お子さんは人生のどこかの時点で、親のそれまでの言動を全て振り返り、大事な部分をきちんと受け取っていくことができます。
これは、様々な国籍の大人の金融教育を通して見えたものです。